肩甲骨内側の筋肉がコリ過ぎると痛みを伴う。その原因と調整方法は?
- 2018年11月19日
- ブログ
肩こりが酷い人にどこが気になるのかを
具体的に詳しく聞いてみると、首のコリに続き
よく言われるのが「肩甲骨」です。
肩甲骨の内側には菱形筋(りょうけいきん)があり、
実は骨の裏側には前鋸筋(ぜんきょきん)があります。
前鋸筋は肩甲骨内側から肩甲骨と肋骨の間にあり、
意外ですが呼吸をするときに動く筋肉です。
実際、肩甲骨の周辺には呼吸に関係する
ツボやポイントが多々あります。
深く息を吸う動作に関係があるので、
風邪を引いたり咳が出たりしていると
前鋸筋がこり固まっているかもしれません。
肺や気管支など呼吸器系の負担が原因の
肩こりや肩甲骨の痛みがある場合は
以下の調整をしてゆきます。
・呼吸器系に関わる筋肉を緩める。
・上部胸椎、肋骨、鎖骨などの関節を調整する。
呼吸器系に関わる筋肉と関節を調整して、
こり固まっていた肩甲骨に動きが出てくると
呼吸自体が楽になりとてもリラックスしてきます。
筋肉や関節以外にも原因がある?
肺や気管支、さらに胃の不調から
胃液が上がって食道に負担がかかっている場合も
肩甲骨周辺の筋肉に影響を及ぼします。
そのような場合は内臓の調整が重要になり、
食生活の乱れ、ストレス過多など多種多様な原因が考えられます。
これらに対しては以下の調整をしてゆきます。
・鍼灸など、東洋医学的なアプローチ。
・アレルセラピーで目に見えない原因へのアプローチ。
(空気中アレルゲン、塵肺物質、電磁波など)
内臓が調整されると、
そのまわりの筋肉や関節がゆるむので
とても深くリラックスしてゆきます。
呼吸は自律神経と深い関係がある?
例えば、仕事が忙しすぎる、解決しない悩みがある、
などの過度にストレスを受け続けていると、
交感神経が緊張して呼吸が浅く短くなります。
さらに、眠りが浅い、頭痛、生理痛、慢性疲労、
うつなど精神疾患へ進行してゆく危険性があります。
調整してもすぐにつらい状態に戻ってしまうような
慢性化している場合は根本的な原因を観てゆくことが大切です。
肩甲骨のマッサージだけでは改善は難しく、
何が原因となって症状にあらわれているかを判断し
調整してゆくことが重要です。
空気の乾燥、寒暖差、花粉、黄砂、風邪の流行、
エアコン使用などの季節は、呼吸器系に
負担がかるので肩甲骨がコリやすいです。
それは身体からの不調のサインです。
慢性化してしまうと改善に時間がかかるので、
辛くなる前にケアされてはいかがでしょうか?
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